春の青空に映える花木として親しまれているハナミズキ。
白やピンクの花が樹冠を彩り、街中や庭先にやわらかな春の景色をもたらしてくれます。
この花の見どころは、花びらのように見える「総苞(そうほう)」と呼ばれる部分。
その中心には小さな本当の花が控えめに咲いており、上品で奥ゆかしい印象を与えます。
ハナミズキは、春の花だけでなく、初夏の緑、秋の紅葉、冬の枝姿と、四季折々に表情を変えて楽しませてくれる落葉高木です。
街路樹や庭木としても人気があり、松山市内でも開花が進んでいます。
お出かけの際には、ふと空を見上げてみてください。
可憐に咲くハナミズキの花が、春の訪れをそっと知らせてくれるかもしれません。