🐛 第1回:梅雨時期に増える害虫たち
〜毛虫・アブラムシ・カイガラムシの発生傾向と対策の第一歩
もうすぐで6月ですね。
梅雨特有のジメジメした日が続くようになります☔
この時期、植物がぐんぐん成長する一方で、厄介な「害虫」たちも活発になってきます。
庭や公園などの緑地管理において、6月は害虫対策の要の時期です。
ここでは特に発生が多い代表的な3種、毛虫・アブラムシ・カイガラムシについてご紹介します🐞🕷
🌧️ 気温・湿度と害虫の関係
梅雨時期の平均気温が20〜25℃前後で湿度も高い状態は、害虫にとってまさに繁殖のベストシーズン。
特に雨が降ったあとに一気に気温が上がるような日には、以下のような現象が見られます。
- 🌿 新芽にアブラムシがびっしり!
- 🍃 低木の葉の裏に毛虫が潜む…
- 🌳 幹や枝に白いワタのようなカイガラムシが付着している
このような兆候が見えたら、早めの対処が必要です⚠️
🐛 よく出る害虫3種
① 毛虫(ケムシ)
- 🌲 サザンカ・ツバキ・サクラ・ウメなどにつきやすい
- ⚠️ ツバキに発生する「チャドクガ」は触れるだけで皮膚炎を起こす危険も
- 👀 初期は葉の裏に数匹 → 放置すると大量発生&食害
② アブラムシ
- 🌿 バラ・サルスベリ・ユキヤナギ・ハナミズキなどに付きやすい
- 🍯 甘い排泄物「蜜露」が原因で、葉がベタつき「すす病」の原因にも
- 🐜 アリがアブラムシの排泄物を好むため、アリの行列がヒントになることも
③ カイガラムシ
- 🌳 柿・モチノキ・ツバキ・ウメ・サルスベリなどで発生
- 🐚 白や茶色の“貝殻”のような姿で、幹や枝にびっしり付着
- 😨 発見が遅れると植物が弱り、最悪の場合枯れてしまうことも
🌱 被害に遭いやすい植物の事例(松山市周辺)
- 松山市内のモチノキの生垣で、カイガラムシがびっしり付いていたケース
→ 駆除後、剪定と風通しの改善で再発を抑制。 - バラ園のアブラムシ被害
→ 新芽に集中して発生。早期の捕殺とオーガニックスプレーで抑え込み成功。 - 公共施設のツバキにチャドクガが大量発生
→ 防護服を着て駆除作業。卵のうちに剪定で除去しておけば拡大防止に効果大💡
🧹 まとめ
6月は害虫たちにとって最適な季節。特に新芽がやわらかく湿気の多いこの時期は、毛虫・アブラムシ・カイガラムシの三大トラブルが起こりやすくなります。
次回は、**第2回「オーガニックでできる害虫対策」**として、環境や人にやさしい方法を中心にご紹介します🌿✨
どうぞお楽しみに!