🌻 第3回:気をつけたい!真夏に増える害虫・病気とその予防策
暑さが本格化する夏の時期、庭や花壇の管理で見逃せないのが「害虫」と「植物の病気」への対策です。
気温と湿度が高いこの時期は、植物にとってストレスが大きくなるだけでなく、害虫や病原菌が活発になる季節でもあります。
今回は、真夏に特に注意したい害虫や病気、そして予防や早期発見・対処のためのポイントをご紹介します。
🐞 夏に多発する害虫たち
🐜 カイガラムシ
幹や葉にくっつき、樹液を吸って植物を弱らせます。
見た目が貝のような硬い殻に覆われており、動かないため気づきにくいのが特徴です。
- ☑ 発見ポイント:枝の分かれ目、葉裏、幹の付け根付近
- 🧼 対処方法:歯ブラシなどでこすり落とす/発生が多い場合は殺虫剤を散布
🕷️ ハダニ
極小サイズで肉眼では見づらいですが、葉の裏で繁殖し、葉をかすれたような色に変色させます。
- ☑ 発見ポイント:葉の裏に白っぽい点々/葉がかすれたようになる
- 💦 対処方法:水で葉裏を洗う/葉水をこまめにかけて乾燥を防ぐ
🪰 アブラムシ
成長の早い害虫で、群がって植物の新芽にダメージを与えます。また、ウイルス病の媒介にもなります。
- ☑ 発見ポイント:新芽や茎の先端、つぼみ付近
- 🌶️ 対処方法:木酢液や唐辛子スプレーで対処/テントウムシによる天敵防除も効果的
🌿 夏に注意すべき病気
🍃 黒点病(クロテンビョウ)
主にバラやサクラなどで見られる病気で、葉に黒い斑点が出て落葉することがあります。
- ☔ 湿気が多い梅雨〜夏に発生しやすい
- 🧽 対処法:落ちた葉はすぐに拾い処分/風通しを良くする剪定を心がける
🍂 うどんこ病
葉に白い粉をまぶしたような状態になる病気で、光合成が妨げられ、植物の成長を阻害します。
- 🌬️ 湿度が高すぎても、風通しが悪くても発生しやすい
- 🧴 対処法:重曹スプレーやカリグリーンなどの対処剤も有効
🧪 見逃しやすい症状と早期対応のポイント
- 🍃 葉の変色や斑点 → 初期の病気のサインかも?
- 🌱 成長が止まった、新芽が出ない → 根元や茎の害虫をチェック!
- 🪲 小さな虫が飛んでいる → すでに繁殖が始まっている可能性あり!
※毎日の観察が早期発見のカギです。気になる箇所は拡大鏡で見るのもおすすめです🔍
🌿 害虫を寄せつけない!オーガニック対策と忌避植物
自然由来の対策を取り入れることで、環境にも植物にも優しい庭づくりができます✨
✅ おすすめの自然資材
- 木酢液:害虫忌避・土壌改良に◎
- 唐辛子スプレー:アブラムシやハダニに効果的
- にんにくエキススプレー:広範囲の害虫を遠ざける
🌼 忌避効果のある植物
- ラベンダー:ハエ・蚊などを寄せつけない
- ミント:アリやアブラムシを遠ざける
- ゼラニウム:蚊やコナジラミに効果的
こうした植物を混植することで、害虫の被害を抑えることも可能です🪴
📝 まとめ
真夏は、植物にとっても過酷な季節。そして、害虫や病気の発生もピークを迎えるタイミングです。
だからこそ、日頃の観察とちょっとした対策が大きな差を生みます!
自然の力や日々の手入れを上手に取り入れながら、夏の庭を元気に保っていきましょう☀️🌳