情報

「伸びて広がる!つる性植物と楽しむ四季の庭づくり」

第5回

今どきのつる植物の楽しみ方:昔と今の流行、暮らしへの取り入れ方

つる性植物と聞いて、どんな植物を思い浮かべますか?
昔ながらのアサガオやヘチマから、近年人気のクレマチスやパッションフルーツまで──
時代とともに“つる植物”の楽しみ方も大きく進化しています🌿🏡

今回は、つる性植物の昔と今の流行の違いや、現代の暮らしの中での活用法をご紹介します。


🕰️ 昔ながらのつる植物:夏の風物詩として親しまれた存在

昭和〜平成初期にかけて、つる植物といえば「アサガオ」や「ヘチマ」「キュウリ」が主役でした。

  • 🪴 アサガオ:小学校の夏休みの自由研究の定番。グリーンカーテンにも。
  • 🥒 キュウリやゴーヤ:日除けと収穫ができる一石二鳥の実用植物。
  • 🧼 ヘチマ:タワシや化粧水として再利用される、自然素材の魅力。

どれも「夏らしさ」を演出するだけでなく、食・学び・エコという視点で家庭に取り入れられていました。


🌿 現代のトレンド:装飾性と多様性がカギ

近年は、「美しさ」「空間演出」「ナチュラルな癒し」が求められるようになり、観賞価値の高いつる植物が人気です。

  • 🌸 クレマチス:多彩な花色・花形で、洋風ガーデンに映える人気種。
  • 🌱 パッションフルーツ:南国の雰囲気+実も楽しめるトロピカルなつる植物。
  • 🪻 ノウゼンカズラ・ハゴロモジャスミン:香りやボリューム感が魅力。

装飾性の高いつる植物がフェンスやパーゴラに絡まり、庭に「物語性」や「奥行き感」を加えるようになりました。


🏠 暮らしへの取り入れ方:屋外だけじゃない!現代のつる植物活用法

🌞 グリーンカーテン
温暖化の影響で、夏の遮熱対策として「つる植物のカーテン」が再び注目。
ゴーヤやアサガオはもちろん、クレマチスなども葉の密度で効果を発揮します。

🌿 ボタニカルインテリアとして
インテリアグリーンとして、アイビーポトスなどのつる植物が大人気!
吊るしたり、棚から垂らすことで立体的な緑の空間を演出できます。

🌇 ベランダ菜園や壁面緑化
スペースが限られた都会の住宅でも、ネットやワイヤーを使って縦に伸ばすことで、ベランダガーデンが可能に。
ミニトマトやツルムラサキなども育てやすい品種です。


🌍 地域・気候に合わせた選び方

つる植物は品種選びが成功のカギ。以下のような選び方がポイントです。

  • ☀️ 高温多湿が得意な品種:ノウゼンカズラ、ヤマホロシなど
  • ❄️ 寒さに強い種類:クレマチス(多くの品種は耐寒性あり)、ツルバラなど
  • 🌧️ 雨が多い地域向け:蒸れに強く、風通しが良い育て方ができる植物を

✨ まとめ:現代の暮らしにフィットするつる植物の魅力

つる性植物は、時代を超えて親しまれてきた植物です。
しかしその魅力は、今の時代に合わせてますます多様化し、**「見て楽しむ」「育てて癒される」「空間をデザインする」**という新しい価値が加わっています。

🌿日除けとして
🌿インテリアとして
🌿食材として
🌿癒しとして

暮らしの中で、あなたらしい“つる植物のある生活”を楽しんでみてくださいね!

関連記事

最近の記事

  1. 🌿 七十二候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」

  2. 🌿 砂利紹介シリーズ(全7回)③

  3. 🌿 砂利紹介シリーズ(全7回)②