🎨 第4回:色と粒の大きさで変わる庭の表情 ― 砂利選びの基本ポイント
砂利は色と粒の大きさによって、庭や外構の印象を大きく変える力を持っています。
同じ形状でも、色やサイズを変えるだけで、空間の雰囲気は一変します。
ここでは、色と粒サイズの違いが生み出す効果や選び方のポイントをご紹介します。
🎯 色が与える印象
- 白系(白川砂利・白玉砂利など)
明るく清潔感のある雰囲気。庭を広く見せたいときや、モダン・和風どちらにも合わせやすい。 - 黒系(那智黒石・黒玉砂利など)
重厚感と落ち着きを演出。植栽や外壁の色を引き立て、シックな空間に。 - 茶・ベージュ系(瀬戸内砂利・大磯砂利など)
柔らかくナチュラルな印象。洋風ガーデンや自然風の外構に好相性。 - カラフル系(五色石・カラーガラスなど)
アクセントとして個性をプラス。花壇やアプローチの一部に少量使うと効果的。
⚖️ 粒の大きさによる違い
- 小粒(3〜10mm程度)
歩きやすく、繊細な印象。玄関アプローチや飛び石のまわりに適している。 - 中粒(10〜20mm程度)
バランスが良く、庭全体の敷砂利として使いやすいサイズ。 - 大粒(20〜40mm程度)
存在感があり、力強さを演出。駐車場や防犯砂利にも適する。
🌿 配置と組み合わせの工夫
- 広い面積には中粒をベースに、小粒や大粒を部分的に混ぜると立体感が出る
- 色を1〜2色に絞ると統一感が生まれ、落ち着いた印象になる
- モダン外構では、濃色砂利と白系舗装材のコントラストが効果的
💬 まとめ
砂利の色と粒サイズは、庭の印象を大きく左右するデザイン要素です。
明るさや重厚感、ナチュラルさや個性は、色とサイズの選び方ひとつで調整可能。
目的と好みに合わせて、バランスの取れた砂利選びを心がけましょう。
次回は「砂利敷きの実用性 ― 防草・排水・防犯効果とその仕組み」をご紹介します。