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🌾 七十二候:禾乃登(こくものすなわちみのる)

🌾 七十二候:禾乃登(こくものすなわちみのる)


🌿 実りの季節の訪れ

暦の上では「処暑」の次候にあたる「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
「禾(のぎ)」とは稲や麦など穂を持つ穀物のことを指し、この時期はその穂が実り、収穫の季節を迎えたことを表しています。

日本ではちょうど稲穂が黄金色に染まり、頭を垂れ始める頃で、田園風景も夏から秋へと大きく変わり始めます🌾


🍂 自然と暮らしの風景

  • 田んぼ一面が黄金色に染まり、風にそよぐ稲穂が波のように揺れる光景は、この時期ならではのものです。
  • トンボやバッタなど秋の虫たちが姿を見せ、野の草花も秋らしい彩りを増してきます。
  • 愛媛県でも、松山平野をはじめとする田園地帯で稲刈りの準備が始まり、農家にとっては忙しくも豊かな季節となります。

🏡 庭仕事のヒント

庭に目を向けると、夏の花が役目を終え、実や種を残し始める時期です。

コスモスやホオズキなど秋らしい植物が彩りを添え、季節の移り変わりを感じさせます。

  • 落ち葉や刈り草を活かした堆肥づくりを始めると、来年の土づくりに役立ちます。
  • 実りの時期に収穫できる果樹(柿・イチジク・ミカンなど)の管理もこの頃から本格化。

💬 まとめ

「禾乃登」は、自然と人の暮らしを結ぶ大切な節目を知らせる暦です。
田畑では収穫の喜びが、庭では次の季節に備える準備が始まり、自然界全体が「実りから次の命へ」とつながっていきます。

黄金色の風景に耳を澄ませば、秋の足音がもうすぐそこに聞こえてきます🍁


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