🍂 10月のはじまりと「蟄虫坏戸」
🐛 蟄虫坏戸とは
二十四節気・秋分の末候にあたる「蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)」は、虫たちが地中に戻り、巣穴をふさいで冬ごもりの準備を始める頃を表します。
暑さの中にも秋の深まりを感じさせる節気です。
日中の厳しい暑さも和らぎ、空気は澄み、朝晩の涼しさが増してきました。
🌱 庭や自然の変化
庭先では彼岸花が咲き終わり、ススキやハギ、オミナエシなど秋の草花が風に揺れています。
果樹も実りを迎え、柿やみかんが色づきはじめる季節です。
虫の声も日ごとに落ち着き、地中へと帰っていく生き物たちの気配から、自然の営みを身近に感じられます。
🏡 愛媛・松山の秋の風景
松山でも、日差しはやわらかくなり、昼と夜の寒暖差が大きくなる時期です。
田園では稲刈りが進み、庭木は紅葉や落葉の準備を始めます。
夏に元気だった庭木も休眠へと向かうため、この時期は剪定や施肥、防寒準備の始まりに適しています。
💬 季節のひとこと
10月の始まりとともに訪れる「蟄虫坏戸」は、自然が静かに次の季節へと歩み出すサインです。
虫たちが戸を閉ざすように、庭や人の暮らしも少しずつ冬の支度を進めるタイミング。
秋の深まりを感じながら、日々の庭時間を楽しみたいですね🍁