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🍃 第3回:風と木々のざわめき ― 聴覚で味わう庭のリズム

🍃 第3回:風と木々のざわめき ― 聴覚で味わう庭のリズム


秋の風が少しずつ冷たさを帯び、木々の葉がゆらりと揺れる音が心地よく感じられる季節になりました🍂
愛媛・松山の街でも、昼間はまだ日差しが暖かいものの、夕方になると木立の間を抜ける風がやわらかく頬をなで、
“庭が奏でる音”に耳を澄ませたくなる時期です。


🌿 風がつくる「音の景観」

庭に吹く風は、目に見えないけれど確かに空間の表情を変える存在
枝葉の擦れる音、竹垣のきしみ、石灯籠の影を通る風の音――
これらが重なり合うことで、庭全体に“リズム”が生まれます🎵

たとえば、モミジやカエデの細かな葉は柔らかくサラサラと響き
マツやクスノキなど常緑樹の葉は低く落ち着いた音色を奏でます。
庭木を組み合わせることで、まるで“音のハーモニー”のような空間を演出できるのです。


🪴 造園での「風の通り道」の考え方

風は庭を設計する上で重要な要素。

  • 建物と庭の間を風が抜けるルートを設ける
  • 高木・低木を組み合わせ、風の流れを調整する
  • 塀や垣根は“完全な遮蔽”にせず、風を通す構造にする

こうした工夫で、風の音・木々の揺れ・香りまでもが自然に調和します。
愛媛では温暖な気候を活かして、風を遮るよりも取り込む設計が好まれ、
風が“庭をめぐる音楽”のように響く空間づくりが行われています🌬️。


🍁 五感で味わう秋の庭

秋の夕暮れ、風が落ち葉をさらい、ススキの穂がそっと揺れる瞬間。
耳を澄ませると、自然のリズムが心を穏やかに整えてくれます。
照明を少し落とし、縁側やテラスでその“音の余白”を感じる――
そんなひとときが、季節の深まりをいっそう豊かにしてくれます🌾✨


次回は、🌸 第4回:「香りの庭づくり ― 秋の花と樹木の香りを楽しむ」
秋の庭に漂う自然の香りと、暮らしの中での“香りの演出”についてご紹介します🍃

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