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🌙 第6回:夜の庭と灯り ― 秋の余韻を照らす光のデザイン

🌙 第6回:夜の庭と灯り ― 秋の余韻を照らす光のデザイン


秋の夜、空気が澄みわたり、月がひときわ美しく輝く季節になりました🌕
昼間の庭とはまた違う表情を見せるのが「夜の庭」。
松山でも、夜風が少し冷たくなり始めるこの時期は、灯りがより美しく感じられます✨


💡 光がつくる“秋の静けさ”

夜の庭を彩る灯りは、単に明るく照らすためではなく、陰影を生み出し、空間に深みを与える演出
石灯籠や地灯、足元を照らす低い光が、庭の立体感を静かに際立たせます。
光が強すぎると落ち着きが失われるため、**「照らす」よりも「浮かび上がらせる」**ことを意識するのがポイントです。

特に秋は、ススキやモミジの葉が灯りに透けて揺れる姿が美しく、
時間の流れさえもゆっくり感じられる瞬間です🍂


🏡 灯りの種類と効果

  • 地灯(グランドライト):下から照らし、植栽や石を柔らかく浮かび上がらせる。
  • 行灯(あんどん):和風庭園におすすめ。小道や縁側に置くと温かみのある雰囲気に。
  • スポットライト:モミジやシンボルツリーを照らし、夜の主役をつくる。
  • 間接照明:塀や竹垣に光を反射させ、落ち着いた奥行きを演出。

愛媛のように夜でも湿気の多い地域では、防水性の高いLED照明が主流。
電球色(暖かいオレンジ系)を選ぶと、秋の情景に最もなじむと言われています。


🌾 夜の庭を楽しむ工夫

  • 照明を点ける時間を調整する:夜の7時〜10時ごろが最も雰囲気を感じやすい時間帯。
  • 植栽とのバランス:光を直接当てず、葉を通して柔らかく広げる。
  • 香りや音と合わせる:キンモクセイの香りや虫の声とともに、光の空間を楽しむ🌿

灯りがあるだけで、庭は夜も生きた空間に変わります。
明かりの向こうに浮かぶ木々の影や、石の質感に秋の静けさが宿ります。


💬 季節のひとこと

秋の夜長、月明かりと柔らかな灯りが庭を包む時間は、まるで一枚の絵のよう🎨
外に出て深呼吸をしてみると、風と光と音がひとつになり、
一日の疲れが静かにほどけていきます。

灯りは、庭の“最後の仕上げ”。
秋の余韻をやさしく照らすその光が、暮らしに小さな安らぎを添えてくれます🌙🍁


この第6回で、「🍁秋を楽しむ庭の音と香り」シリーズは完結です。

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