🍃 七十二候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」— 北風、木の葉を払うころ
晩秋から初冬へ――空気が一気に冷たくなり、
北風が木々の葉を揺らして散らす頃となりました。
七十二候でいう「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」は、
二十四節気「小雪(しょうせつ)」の末候にあたり、
冬の訪れを感じさせる節目です🍂
「朔風(さくふう)」とは、北から吹く冷たい風のこと。
それが木々の葉を払い落とす――まさに秋の終わりと冬の始まりを告げる情景です。
🍁 季節のうつろい
この頃になると、紅葉の名残が風に舞い、
庭や公園には落ち葉が静かに積もります。
愛媛でも、松山城や道後公園のモミジが散り始め、
木々は枝だけの冬支度を始めています。
朝晩の空気は凛と冷たく、
吐く息が白く見えるようになるのもこの時期。
庭では、冬越しの植物に霜よけやマルチングを施すなど、
「守る」ための季節の手入れが欠かせません。
🌿 造園の視点から
朔風が吹くこの時期、庭では落ち葉の整理が中心の仕事になります。
ただ掃くのではなく、
・腐葉土づくりに再利用する
・霜よけとして株元に敷く
といった工夫をすれば、**“落ち葉が庭の栄養になる”**循環が生まれます。
また、風で飛ばされやすい竹垣や立札、灯籠の位置も見直しのタイミング。
季節の変わり目は、庭を“整える”良い機会でもあります🍃
💬 季節のひとこと
強い北風に、葉を散らしながらもしなやかに立つ木々。
その姿に、自然のたくましさを感じる季節です。
冬の準備をしながら、
一年の締めくくりをゆっくりと味わいたい時期ですね❄️

