草刈り

🎶 第2回:秋の虫の音と庭 ― 音で感じる季節の移ろい

🎶 第2回:秋の虫の音と庭 ― 音で感じる季節の移ろい


今年の秋は、ようやく夜風が涼しくなり、耳を澄ますとあちらこちらから虫たちの音色が聞こえてきます🎵
昼間の蝉の声が消え、代わって聞こえるのはスズムシやコオロギ、マツムシなど、秋を象徴する虫の声。
愛媛の里山や松山市内の住宅街でも、夕暮れから夜にかけて小さな“自然のコンサート”が始まります。


🍂 自然が奏でる「音の庭」

虫の声は、古くから日本人の情緒に寄り添う音として親しまれてきました。
秋の夜長に聞こえる虫の声は、風や葉擦れ、遠くの川音と混ざり合い、
庭全体を“聴く景色”へと変えてくれます。

造園においても、この「音の空間」を意識することは大切です。
木々の配置、石の組み方、風の通り道――それらが音の響きを左右し、
静けさの中にやわらかな“余韻”を生み出します🍃


🪴 音を感じる庭づくりのヒント

  • ススキやオギを植える:風に揺れる音とともに、虫たちの隠れ場所にもなります。
  • 水辺を取り入れる:小さな水鉢や蹲(つくばい)の水音が虫の声を引き立てます。
  • 夜の照明は控えめに:灯りを落とすと、音がより鮮明に感じられます。
  • 石・竹の素材を活かす:音の反射をやわらげ、自然な響きを保ちます。

こうした工夫で、庭は「見る」から「感じる」空間へと変わります🌾


💬 季節のひとこと

スズムシの“リーンリーン”、コオロギの“コロコロコロ”…
静かな夜に響くその音は、秋の深まりを告げる小さな詩のよう。
縁側で風に吹かれながら、耳を澄ますだけで心が落ち着く――
そんな“音のある庭時間”を、今年の秋は楽しんでみませんか🍁🌙


次回は、🍃第3回:「風と木々のざわめき ― 聴覚で味わう庭のリズム」
風が通る庭の設計や、音を活かす植栽の工夫についてご紹介します。

関連記事

最近の記事

  1. 🇯🇵 天赦園 — 伊達家ゆかりの名勝、日本庭園の粋

  2. 🍃 七十二候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」— 北風、木の葉を払うころ

  3. 🍁 今日の花:イロハモミジ(いろはもみじ)