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🍁 第5回:落ち葉と庭 ― 静けさを彩る秋のデザイン

🍁 第5回:落ち葉と庭 ― 静けさを彩る秋のデザイン


今年の秋は、例年よりも長く穏やかな日が続いていますね。
松山の街路樹や庭木も少しずつ色づき、風が吹くたびに落ち葉が舞う美しい季節となりました🍂
掃除の手間が思い浮かぶ一方で、落ち葉は“秋の庭を完成させる最後の装飾”でもあります。


🍃 落ち葉がつくる「季節のデザイン」

庭に積もる落ち葉は、決して“不要なもの”ではありません。
モミジやカエデ、サクラ、ケヤキなど、それぞれの葉形や色合いが異なり、
地面に散り重なることで自然が生み出す一瞬のアートを作り出します。

苔の上に舞い落ちた赤いモミジ、石灯籠に貼りついた黄色いイチョウの葉——
それらは計算では生まれない“偶然の美”です✨
日本庭園の多くは、この「散り際の美」を大切にし、
掃かずに一晩そのままにすることで、季節の余韻を楽しむ文化もあります。


🏡 落ち葉を活かす庭の工夫

  • 彩りを生かす掃除:落ち葉を完全に取り除くのではなく、
    通路や飛び石の上だけを掃いて“残す場所”を作ると風情が出ます。
  • マルチングとして再利用:落ち葉を集めて腐葉土にすれば、
    土を豊かにし、冬の寒さから根を守る自然の保温材に。
  • 落葉樹を計画的に植える
    風下や日陰を避け、掃除のしやすい位置に配置すると管理も楽に🍁

愛媛のように温暖で雨が多い地域では、落ち葉をそのままにすると湿りやすいので、
乾燥した日に軽く掃き、風景と清掃のバランスを取るのがポイントです。


🌾 季節のひとこと

落ち葉が風に舞う音、足元でふわりと沈む感触。
それは、自然がゆっくりと冬支度を始めた合図です。
完璧に整った庭も美しいですが、
少しの“乱れ”の中にこそ、秋らしい深みが宿ります🍂

日々の手入れの中で、掃く前に一瞬だけ――
落ち葉の重なりや光の反射を眺めてみてください。
そこにしかない、秋の静けさと温もりがきっと見つかります✨


次回は、🌙 第6回:「夜の庭と灯り ― 秋の余韻を照らす光のデザイン」
秋の夜をやさしく包む照明と、光が生み出す“静かな美”をご紹介します💡

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