❄️ 二十四節気「小雪（しょうせつ）」― ゆき、まだ小しく降るころ
暦の上では、冬の訪れを感じさせる「小雪（しょうせつ）」に入りました。
その名の通り、「わずかに雪が降りはじめる頃」という意味を持ちます。
愛媛の平野部ではまだ雪が珍しい季節ですが、山間部では朝晩の冷え込みが一段と増し、
霜や薄氷に冬の足音を感じるようになります⛄
🌿 小雪とはどんな季節？
二十四節気で言う「小雪」は、例年11月22日頃から12月6日頃まで。
日差しが弱まり、空気が乾燥しはじめる時期で、
木々の紅葉が終わりを迎え、落葉が地面を覆いはじめます🍂
自然界では動物たちが冬ごもりの準備を進め、
人の暮らしも少しずつ**「冬支度」**が始まる頃です。
🪴 造園の視点から見る小雪
庭では、落ち葉の掃除や防寒対策が中心の季節です。
- 落葉樹の剪定：樹形を整え、来春に向けた準備。
- 根元のマルチング：冷え込みから植物の根を守る。
- 常緑樹の確認：乾燥による葉焼けを防ぐため、水やりを忘れずに。
また、竹垣や木柵の補修、苔の保護もこの時期に最適。
冬の風景に向けて庭を“整える”季節です。
🏡 愛媛の風景と小雪の頃
松山市や砥部町では、朝霧に包まれた庭や田園に、
薄く霜が降りる光景が見られるようになります。
太陽が昇ると霜がゆっくりと溶け、光を受けてきらめく――
そんな冬のはじまりの風景が、静かな美しさを見せてくれます✨
💬 季節のひとこと
日中はまだ穏やかでも、朝夕の冷え込みが少しずつ深まり、
「冬がもうそこまで来ている」と感じる頃。
温かいお茶を手に、庭の木々を眺めながら季節の移ろいを感じる時間も、
小雪ならではの贅沢なひとときです🍵
