🌿 今日の花(葉):ヤツデ(八手)
冬の庭で大きく存在感を放つ常緑低木、ヤツデ(八手)。
「八つ手」と書くように、掌状に大きく裂けた葉が特徴で、
寒さが深まる季節でも青々とした姿を保ち、庭の雰囲気を力強く支えてくれます🌱❄️
🍃 ヤツデの特徴
- ウコギ科の常緑低木
- 樹高:1〜3m
- 花期:11〜12月(クリーム色の小さな球状の花)
- 冬に白い花を咲かせる珍しい植物
- 日陰に強く、病害虫に強い丈夫な庭木
大きな葉は冬の冷たい風から庭を守る“緑のスクリーン”のようでもあり、
和風・洋風どちらの庭にも合わせやすい柔軟性があります。
🌼 冬に咲く小さな花にも注目
大きな葉の陰で咲く小さな白い花は、
星が集まったようなふわりとした美しさ✨
派手ではありませんが、冬の訪れを知らせてくれる静かな存在。
蜜が豊富なため、寒い季節の昆虫にとっても貴重な花となります。
🏡 庭での使い方と魅力
- 日陰に強いため、北側の庭や建物の陰に最適
- 大きな葉が印象的でボリュームのある景観づくりに役立つ
- 庭の“背景”として植えると、他の植物を引き立てる
- 丈夫で育ちやすいので玄関脇や和風庭園にもよく使われる
愛媛・松山のように冬でも比較的温暖な地域では、
一年中美しい葉姿を維持できるためおすすめの庭木です。
🌱 名前の由来と縁起の良さ
ヤツデはその葉が大きく、
「広がる」「福を呼ぶ」といったイメージから
縁起植物としても人気があります。
また、昔は大きな葉が“虫よけ”や“魔除け”の象徴ともされ、
民家の近くによく植えられていました。
💬 季節のひとこと
冬の庭が色を失いがちな季節でも、
ヤツデの大きな葉は力強く、
まるで“冬を守る緑の盾”のように輝いています。
朝の冷たい空気の中で花を咲かせる姿は、
静かでありながら確かな生命力を感じさせてくれます🌿❄️

