❄️ 七十二候「地始凍(ちはじめてこおる)」― 大地が静かに冬を迎えるころ
二十四節気の「立冬」を過ぎ、七十二候では「地始凍(ちはじめてこおる)」に入りました。
その名のとおり、朝晩の冷え込みで地面の表層がうっすらと凍りはじめる頃を指します。
愛媛でも山あいでは霜が降り、夜明け前の空気が一気に冬の気配を帯びてきました🌄。
🌿 大地が休息に入る季節
草木が芽吹く春、緑濃い夏、実りの秋を経て、
大地はここで一度“深呼吸”をするように静けさを取り戻します。
地表が凍るのは、植物たちが根の奥で次の春に備えて力を蓄えている証。
造園や庭づくりの世界でも、この時期は「整える」「休ませる」ことが大切になります。
- 落葉樹の剪定
- 植栽の移植
- 防寒の藁巻きやマルチング
こうした冬支度を丁寧に行うことで、来春の芽吹きがぐっと美しくなります✨。
🪵 愛媛の冬支度と庭の風景
松山市や砥部町では、朝霧のかかる里山に霜の白が広がり、
石や苔の表面に薄氷ができる光景も見られる季節。
庭石や竹垣にかすかに霜が降りる姿は、静寂の中に息づく自然の美を感じさせます。
冬の庭は「華やかさ」ではなく「余白の美」を楽しむ時期ともいえます🍃。
💬 季節のひとこと
踏みしめた土が少しだけ硬く感じる朝。
それは、冬がすぐそこまで来ているという自然からの知らせです。
忙しない日々の中で、ふと庭に出て冷たい空気を吸い込み、
大地の静けさを感じてみる――
そんなひとときが、心を落ち着かせてくれます🌨️。
次の候は「金盞香(きんせんかさく)」――
水仙が香り始め、冬の庭にやさしい彩りが戻ってきます。

