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プロが教える「植物との付き合い方」

🌿 第1回:土を見ればわかる!植物が育つ場所・育たない場所の違い

植物が元気に育つかどうかは、「土」を見ればある程度予測できます。土の状態を知ることは、庭づくりや植物の管理における“第一歩”ともいえる大切なステップです。


🌱 良い土と悪い土の見分け方

  • 良い土の特徴
     👉 黒っぽく、ふかふかとした手触り
     👉 水はけと保水力のバランスが良い
     👉 ミミズや微生物が多く、においは土らしい自然な香り
  • 悪い土の特徴
     👉 カチカチに固まっていて根が伸びにくい
     👉 水をやってもすぐに流れてしまう or 水がたまる
     👉 においがカビ臭く、生き物がほとんどいない

🧪 土の簡単チェック方法(プロの現場でも活用)

  1. 手で握って感触を見る
     握った時に団子のようにまとまり、指で軽く崩せるのが理想。
  2. 水をかけてしみ込み方を観察
     しみこむのが早すぎる or 遅すぎる土は要注意。
  3. 雑草の種類を見る
     ドクダミやスギナが繁茂している土は酸性が強い場合あり。

🌸 植物と土の相性を知ろう

植物によって、好む土の性質は違います。

  • バラ、ハーブ類 → 水はけの良い弱アルカリ性
  • アジサイ、ブルーベリー → 酸性土壌を好む
  • サツキやツツジ → 軽くて通気性がある土を好む

このように、植える前に「この植物はどんな土が好きか?」を調べておくことで、失敗を防ぐことができます。


🏡 土壌改良のヒント

土が悪いと感じたら、すぐにあきらめる必要はありません。以下の方法で、状態は改善できます:

  • 腐葉土やたい肥を混ぜてふかふかにする
  • パーライト・バーミキュライトで排水性をアップ
  • 酸性やアルカリ性が強すぎる場合は調整材を使用

💬 まとめ

植物は根からすべてが始まります。そしてその根が張るのは「土」。
植物が元気になるか、枯れてしまうかの分かれ道は、土が握っています。

「植物がうまく育たないな…」と思ったら、まずは土を見直してみましょう✨


次回は、【第2回】「庭木・低木・草花の“適材適所”な植え方とは?」をご紹介します🌼
引き続きどうぞお楽しみに!

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